バイオメディカル・ファジィ・システム学会

  • バイオメディカル・ファジィ・システム学会
  • Biomedical Fuzzy Systems Association

学会長のご挨拶

2023年4月吉日

BMFSA会長就任の挨拶

第18期会長 和辻 直


 このたび、会員選挙により第18期バイオメディカル・ファジィ・システム学会(BMFSA)の会長を拝命いたしました。BMFSAは2023年で設立から36年目を迎え、今日までの歴代会長や諸先生方の多大なるご尽力により、大きく発展してきました。本会の会長の役職を引き継ぐことは、とても身の引き締まる思いです。これまでのBMFSAの良さを継承し、活発な学会活動ができるように努めていく所存です。

 私ごとですが、1996年の第9回BMFSA年次大会から継続して参加するのには理由があります。それは他にない特徴と魅力を持ち合わせる学会であるためです。

 BMFSAは、ソフトコンピューティングに関連する専門性だけでなく、人や生命に関わる多くの分野での横断的な研究等を幅広く受け入れられ、許容力を持つ学会です。このため発表内容には多様性、独創性があり、実にユニークで楽しく感じる魅力のある学会です。通常の専門学会では専門領域の内容を突き詰めて探究していくのですが、本会では学会の専門性は勿論、理系や文系を問わず人文・社会・自然など、人や生命に関わる諸分野を網羅し非常に学際的です。これも本会の特徴の一つです。

 また本会の魅力としてアットホームな雰囲気で、自由で活発に討論できる環境の学会です。これは本学会の創設から本会の主旨に興味を持っていただける方を温かく迎える雰囲気が受け継がれ、専門分野の境界をファジィにし、また最適な状態を保つという本会の特徴がここにあると思っております。

 さらにBMFSAでは、学生や若手研究者を育成しようという試みで、研究を奨励し,学生奨励賞や会員奨励賞を授与しています。また会務への若手の起用も柔軟で、本会を通して色々と役務に関わり、自らの可能性を伸ばしていただきたいと思っております。「BMFSAってどのような学会?」あるいは「私の研究は受け入れてくれるのだろうか?」と思われた方は、BMFSAの論文(和文誌、英文誌)は全てオープンになっていますので、是非、ご覧いただければ幸いです。本会誌などを閲覧していただき、本会の幅広さをご確認してください。

 BMFSAの魅力と特徴を引き継ぎ、さらなる発展に微力ながら精進してまいります。皆様のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。