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   バイオメディカル・ファジィ・システム学会

ご案内

 コンピュータは社会のあらゆる分野に驚異的なスピードで広がり、その波は医療の世界にも押し寄せています。医療分野においても、医療計測、データの管理・解析、医療診断、生体制御、人工臓器、薬物管理、会計事務等、例を挙げれば限りがないほどコンピュータが使用されています。この場合に取り扱われる医療情報は、「血圧150(mHg)」「体温38.5℃」「WBC9800」等の数値情報がほとんどであります。

 しかしながら、医学の世界では、医師と患者の問診時の「血圧がやや高い」「熱がある」「腹部に痛みがある」「体がだるい」等、現在のコンピュータでの単なる数値処理ではとらえきれないものも多く、生体特有の幅を持った“あいまい情報"としてとらえて情報処理できるコンピュータが切望されていました。「人間のあいまい情報を YES, NO ではなく、あいまいさを活かして測る(活用する)ことができないだろうか」、このような人間を主体にした素朴な問いから生まれたのが、ファジィ理論であす。

 1965年にカリフォルニア大学の L. A. Zadeh教授によって提唱されたファジィ理論は、厳密な数値や式ではなく、「かなり」「やや」などの輪郭がぼやけたあいまい情報を用いて、より人間に近い判断を取り扱うことができます。また、最近では、不明瞭な情報や、医学などの専門職の主観に基づく情報、完備していない情報等を積極的に取り扱い、人間の判断により近い次世代エキスパートシステムを構築する方法として、ファジィ、ニューロ、カオス、遺伝的アルゴリズム等を融合したソフトコンピューティング手法が注目されています。これらの学問を、医療、健康、福祉、人間生活、感性・感情などの領域に取り込み、新しい展開を試みる目的で、1988年5月にバイオメディカル・ファジィ・システム研究会(Biomedical Fuzzy Systems Association : BMFSA)が設立され、1993年12月に『バイオメディカル・ファジィ・システム学会』となりました。

 BMFSA設立時より、年次大会や地方大会の開催を行っております。また、2種類の学会誌の発行や、国際シンポジウム、国際学会、講演会、講習会などを行い、研究成果の発表と討論、情報提供、会員相互の交流等を行っております。

 医療、健康、人間生活、感性・感情等の領域やそれらのファジィ理論、ニューロサイエンス、カオス理論などソフトコンピューティングの「柔らかな情報処理」の応用にご関心をお持ちの方々に、是非ともBMFS学会に御入会いただきますよう、ご案内申し上げます。